事例紹介
モータスピンドル
HTS シリーズ
♯ マシニングセンタ
♯ 仕上げ
♯ 切削
♯ 鋼
♯ 精密加工
♯ 金型
♯ ~φ1.0
【SKD11(60HRC) R0.5CBNボールエンドミル加工】マシニングセンタ×タービンスピンドル
品名: HTS1500ZZ-M2040
- 製品シリーズ
- HTS
- 品名
- HTS1500ZZ-M2040
- 加工機
- マシニングセンタ
- 被削材
- 合金工具鋼 SKD11(60HRC)
- 工具
- CBNボールエンドミルR0.5×2(日進工具株式会社/SSPB320)
- クーラント
- オイルミスト
- ワークサイズ
- 150mm×100mm
- 加工サイズ
- 10mm×100mm
切削条件比較表
| 従来条件 (機械主軸) | ナカニシ提案条件 (HTS1500ZZ-M2040搭載) | |
|---|---|---|
| 切削速度[m/min] | 126 | 408 |
| 回転速度[min⁻¹] | 40,000 | 130,000 |
| 送り速度[mm/min] | 2,000 | 6,500 |
| 一刃送り[mm/tooth] | 0.017 | 0.017 |
| 切込み量Ap×Ae[mm] | 0.005×0.02 | 0.005×0.02 |
| 加工時間 | 29分30秒/面 | 14分10秒/面 |
【その他データ】
➀加工面の状態比較 <切削距離: 600m / 加工面数: 12面>
■ナカニシ提案条件(タービンスピンドル搭載)
加工時間: 2時間50分
面粗度: Ra0.10μm
■従来条件(機械主軸)
加工時間: 5時間54分
面粗度: Ra0.13μm
→表面粗さ23%低減
➁加工後の工具(逃げ面/すくい面)摩耗比較 <切削距離: 600m / 加工面数: 12面>
■ナカニシ提案条件(タービンスピンドル搭載)
加工時間: 2時間50分
逃げ面摩耗幅: 0.013mm
すくい面R後退量: 0.003mm
■従来条件(機械主軸)
加工時間: 5時間54分
逃げ面摩耗幅: 0.020mm
すくい面R後退量: 0.005mm
→逃げ面摩耗幅: 35%低減
→すくい面R後退量: 40%低減
ポイント
金型や精密部品加工に活用されるSKD11(60HRC)に対し、従来条件(機械主軸)とナカニシ提案条件で切削比較を実施。高速回転・高精度切削により、送り速度3.2倍/加工時間52%削減を実現しました。また加工面の状態も向上しており、「生産性」+「品質」向上を可能にしました。