第7回 山梨県 公益財団法人 山梨文化財研究所様

山梨文化財研究所が愛用するナカニシのグラインダ

発掘される文化財の中でも金属製品は、ほとんどが厚い土や錆に覆われていて、本来の形状をとどめていない。そのまま放置しておくとさらに錆が進行し、崩壊の可能性がでてくる。山梨文化財研究所ではこの錆を除去する際、ナカニシの精密グラインダを使用。文化財は脆くなっているため、強い振動で削ると壊れてしまうことがあるが、ナカニシのグラインダは振動が少ないので慎重に行う文化財の修復に大変役立っている。

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【取材先】

公益財団法人 山梨文化財研究所 藤澤明様

〒406-0032 山梨県笛吹市石和町四日市場1566-2
TEL: 055-263-6441
URL: http://y-bunka.t-zaidan.jp

事業内容
文化財等に関する調査研究、文化財の保護、活用及び普及活動
略  歴
藤澤明(ふじさわあきら)/神奈川県川崎市生まれ。子供の頃から金属に興味を持ち、大学では金属加工学を専攻。その後、文化財の保存修復を科学的にアプローチできる分野があることを知り、文化財修復士への道に進む為に、東京芸術大学大学院 美術研究科で文化財保存学を学ぶ。江戸時代の金属の表面処理等を研究。現在は、海外の文化財の研究も行いながら、山梨文化財研究所、帝京大学の講師を兼任している。