第18回 宮城県 八重樫仙台タンス金具工房様

飾り金具の彫金師、八重樫榮吉氏が愛用するナカニシのグラインダ

葉牡丹や唐草、龍や虎など、お客様から要望をお伺いし、下絵を作成。この下絵を鉄板に貼り、さまざまな自作鏨を用いて文様を打ち出していく。絵模様を生き生きと立体的に浮かび上がるように何度も繰り返し打ち出した後、最後の表面の磨きの際に、ナカニシの精密グラインダを使用している。表面や図案によっては微細な線があるなど、回転数を変えることでさまざまな箇所で使用することが可能。非常に細かいところまで気を配る八重樫氏には最適な道具として役立っている。

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【取材先】

八重樫仙台タンス金具工房

代表 八重樫榮吉 様

〒984-0832 宮城県仙台市若林区下飯田字屋敷北164
TEL: 022-289-2491

事業内容
仙台箪笥 飾り金具の製作
略  歴
八重樫榮吉/1936年生まれ
仙台箪笥の飾り金具を製作する、八重樫家四代目の彫金師。宮城県内でも数少ない職人の一人。仙台箪笥は民芸品ではなく、美術品という考えのもと、伝統にこだわらず、オリジナルのデザイン制作に取り組んでいる。その美しい仕上がりに魅了された人は、国内はもちろん海外でも愛好者がいるほど人気が高い。「お客様からの依頼はどんなに難しいデザインでも断らない」、をモットーにしている。