第24回 秋田県 なまはげ面彫師 石川千秋様

石川千秋氏が愛用するナカニシのグラインダ

石川氏がつくるなまはげの面の特徴は、素材である木の特性を生かした立体感だ。目、鼻、口、歯、角、すべてがリアルに表現されている。石川氏は各パーツをより際立たせるために、凸凹の溝を削る際ナカニシの精密グラインダを使用。溝の深さによって、回転数を変えながら自分の手のように作業している。以前は手作業だったため時間がかかったが、現在は短縮。以前より綺麗に仕上げられるので、その後の顔の塗装の際も塗りやすくなったそうだ。

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【取材先】

なまはげ面彫師

石川千秋 様

〒010-0675 秋田県男鹿市入道崎昆布裏2−10
TEL: 0185-38-2416

事業内容
なまはげ面彫刻
略歴
石川千秋/1955年生まれ
先代である父が、なまはげ面彫師として独立。観光PRなどにも採用され、世間から知られる存在となった。石川千秋氏は先代から引き継ぎ2代目となる。父親が目指した“恐ろしさと美しさ”を両立した面づくりを継承し、先代が残したデザインを自分なりに改良しながら、日々新たな高みを目指している。 平成25年地域伝統芸能大賞支援賞を受賞