JICO 日本精機宝石工業が愛用するナカニシのグラインダ
レコード針を社内で一貫生産している日本精機宝石工業。小さなレコード針には、最大で45個のパーツが必要になるそうだ。同社では世界中のお客様からの要望に１本１本対応するため、機械化せずにあえて手作業での組立を行っている。針先チップは米粒より小さく、肉眼では見えにくい。そのため顕微鏡やルーペなどを使用し作業している。そのような丁寧な作業が行われている中、レコード針のカンチレバーの修理には、ナカニシのグラインダを使用。精度を求める作業には頼れるツールとなっている。
【取材先】
JICO 日本精機宝石工業株式会社
代表取締役社長 仲川和志様
〒669-6701兵庫県美方郡新温泉町芦屋100番地
TEL: 0796-82-3171
URL: http://www.jico.co.jp
- 事業内容
- レコード針、CDレンズクリーナーなどの生産・販売・修理ほか
- 略 歴
- 大阪や神戸などから約200km離れた日本海に面した町に位置しており、創業当時には積雪や幾つもの峠を越えて行き来さえ困難であった。しかし先人達はこの不便さゆえに生産設備、工具などの全てを「自社で設計・製造・修理する」という形態を生み出した。現在ではレコード針を中心に少量多品種の特注品を扱い、徹底的に手作りにこだわった「made in Japan」を強みとしている。