野沢民芸が愛用するナカニシのグラインダ
先ほど紹介したように、近年、試行錯誤を繰り返しながら、粘土で型となる立体物づくりに取り組んでいる早川美奈子氏。仕上げで粘土を削る際は、ナカニシの精密グラインダを使用している。程よい重さ、しっくりと馴染むサイズ。自分の手となるような感覚で、細かい箇所もキレイにブレずに作業できるのでとても重宝しているという。「まだ複雑な立体には挑戦していませんが、これなら時間をかけずに実現できる気がします」と、自信に満ちた胸の内を語ってくれた。
【取材先】
野沢民芸品製作企業組合
代表 伊藤豊 様
専務理事・絵付師 早川美奈子 様
〒969-4406 福島県耶麻郡西会津町野沢上原下乙2704-2
TEL: 0241-45-3129
URL: http://www.nozawa-mingei.com/
E-mail: info＠nozawa-mingei.com
- 事業内容
- 会津張り子のデザイン・製造および販売
- 略歴
- 早川美奈子／1965年生まれ
1985年に野沢民芸製作企業組合に、絵付け師として入組。2012年に起き上がり小法師をアレンジした「願い玉」を発表。以来、数多くの企業からコラボレーションの依頼を受け、新しい民芸品を次々に制作するようになる。絵付け師としての道を極めながら、代表の伊藤氏の考えや技術を受け継げるよう、挑戦の日々は続く。